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「きのう何食べた?」テレビドラマ化に楽しみ&不安を持つアラサーがこれまでの話をまとめ

きのう何食べた?

という漫画に冬島が初めてであったのは何年前か忘れましたが、表紙がカラフルになる前のことです

だから7巻よりは前なんですよねぇ…結構追いかけてきたもんだ

実は今日最新刊を手に入れたもので、読後の勢いがてら感想文を書きたいと思います

ドラマ化するのであまりネタバレにならない程度に、ざっくりとこんな漫画だよと紹介していきます

 

結論からいうと面白いから読んでほしい

 

 

いい年齢のゲイカップルを中心としたご飯の話

いい年齢…とざっくり書きましたがこれには理由がありまして

連載開始当初はアラフォーだった主人公のシロさんと恋人のケンジ

現在はアラフィフになっています

 

いわゆるサザエさん現象とかコナン君現象(季節は巡っても登場人物の年齢は変わらないってやつ)は起きています。

 

二人とも少しずつ年齢を重ねて行って

それに合わせて周りも年齢を重ねていく

 

そんなお話です

 

イカップルのアツい恋愛展開とかはほぼないですね

お友達のゲイカップルがどたばたしたんだよーっていう後日談を聞いたりとかそのくらいでしょうか?

恋愛要素は薄目で、ごはん要素が濃い目です

 

 

基本は一話完結の人間関係とごはんの二重構造

イカップルが、その日あったことを夕食時に報告するよーって感じで話は進んでいきます

 

主人公のシロさんは料理がストレス解消方法の絶対定時で帰るマンな弁護士さんです

(まぁ例外もあって定時で帰れない日もありましたが)

対する恋人のケンジはちょっぴり帰宅が遅い美容師さん

 

なので、夕飯の準備は基本的にシロさんの役目となります

 

安い旬の食材を無駄なく使い切ることに達成感を覚えるシロさんが、たまに失敗したりもしながら美味しいご飯を作るお話

 

で、作りながら「こんなことあったな…」ってなる話もあれば

今日はこんなことあったけど、それはそれとして自分とケンジのご飯を作らなければ…さて冷蔵庫には何があったかな

って感じです

 

登場人物が徐々に増えて、たまにシロさん視点じゃなくなる時もありますね

ただ、一話完結なのでとても読みやすい話だなーと思います

 

それでいて何話前のアレが伏線になっていたのかー…と唸るときもあって凄く楽しいです

とりあえずちょっぴり読んでみませんか?

sokuyomi.jp

こことか無料みたいですね

探せばもっとあるかも?

 

 

 

カンタンレシピとしても重宝

アラサーの冬島ですが、正直あんまり料理は得意じゃないです

が、この本のお蔭で主にお魚系の料理のレパートリーが増えました!

 

だってカンタンなんですもん!!!

カップルのうち、料理を担当するシロさんがかなりの庶民派経済観念を持っている&毎日の美味しいお料理という点に力を入れているので

安くて毎日作っても負担になりにくい料理が多いです

 

あと、一冊のうち

・甘味のレシピ

・ちょっと豪華なレシピ

・お弁当に便利なレシピ

みたいな、普通の献立以外のものも含まれているので、作る気はなくても色々な料理の仕方を知れて楽しいです

 

冬島のお気に入りは

1巻のイワシの梅煮

2巻のぶり大根

です

 

特にイワシの梅煮は梅をレモンに変えるだけでイワシのレモン煮になるというお得なアレンジも発見

食卓が潤います 

 

主人公も、周りも、年齢を重ねていく面白さ

漫画の主人公はシロさんということで、シロさんに焦点をあてた話の方が多いですね

そして、シロさんはゲイの中ではちょっと珍しい分類に位置する人だそうで

作中では「マイノリティの中のマイノリティ」と言われていましたね

 

なので、登場人物があまり多くありません

だからこそ深掘りできるんだろうなーと思います

 

まずは職場の人達

シロさんは弁護士さんなので、その弁護士事務所の方々です

事務所の女ボスと二代目

事務の女性

あとから事務の女性が結婚したり、それに関連して新しい事務の人達が登場したり

 

弁護士のシロさんに依頼をしてきた方

多分これはドラマにも出てくる方なのでちょっと割愛しますが

結構生々しい(というか現実味のある?)話をあっさりと書かれていました

 

大きめのスイカを分けっこする仲になった主婦の佳代子さん

後に彼女の娘さんが登場して、子どもや孫についてのあるあるネタが出てきたり

 

佳代子さん経由で新しいゲイ友達ができたり

のちに一緒にクリスマスパーティなんかしたりする仲になります

 

あとは物語の中で外せない位置にいるシロさんのご両親ですね

我が子が同性愛者だと知った一夫婦の話という感じ

 

 

 

ゲイとか気にせずちょっと読んでみてほしい漫画

 

ゲイを題材にした漫画となると少し身構えてしまう方もいるんじゃないかな、とは思うんですが

この本はたまたま焦点をあてた主人公カップルがゲイだったってだけの話として読んでもらえるのではないかと思います

 

恋愛要素みたいなのほぼないですしね

 

様々な人間が織りなす人間関係をゲイカップルがたまたま関わった、って感じ

で、カップル二人がお互いの色んな話を報告するのが、夕ご飯の時間なのでご飯の話がメインになります

 

ドラマの方はどういう味付けがされるかわかりませんが

漫画の方はあまり気負わずに、借りたりして読んでもらいたいなーと思いました

 

ドラマ…この空気のまま進むといいなぁ

あんまり人間関係に重心置きすぎてもこの空気感が出ない気がする…

 

あ、あと同じ作者さんが描いている「大奥」という漫画!

 

こっちもめちゃくちゃおすすめです

江戸時代、歴史に名を残した人たちの性別が逆転しているお話ですが、いろんな面白い解釈があったり、史実と照らし合わせてみるとぞわっとしたりするめっちゃ面白い話です

私はこの漫画で歴代将軍の順番を正確に覚えました笑