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北原白秋【文アル好きがする文豪雑学】

本日紹介するのは北原白秋です。

 

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詩人・歌人として有名な彼が愛したもののご紹介。

 

北原白秋について詳しくはwiki先生で。

 

青空文庫で読める北原白秋一覧はこちら

 

 

 

北原白秋とカステラ

 

カステラは室町時代末期に鉄砲やキリスト教と一緒に伝来してきたお菓子です。

小麦粉・卵・砂糖などを混ぜて焼いたスポンジケーキの一種。

名前の由来は「カスティリャのパン」から。

 

北原は異国文化の影響がつよい九州で生まれ育ったため

キリシタン文化にもかなり影響されています。

 

エッセイ「桐の花とカステラ」を執筆したり

詩集「思ひ出」には「カステラ」というタイトルの詩を乗せたり

彼にとってかなり思い出深い一品のようです。

 

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北原白秋と日本酒「菊美人」

北原白秋と日本酒は切っても切れない縁があります。

その理由は、彼が酒造業を営む名家に生まれたから。

 

けれど、生まれた時から日本酒を愛していたというわけではありません。

むしろ、生まれながらそういった場所の出であるからこそ

疎んじていたという傾向があります。

 

彼が16歳の時に実家が大火に巻き込まれ、酒蔵ごと全焼。

文学嫌いの父から「これを機に跡継ぎとして本腰を!」と言われ

 

>>逃走<<

 

家督相続諸々から逃げ出して上京したというエピソードがあります。

 

そんな彼ですが故郷の酒蔵「薩摩屋」のお酒に「菊美人」という名前を付けます。

何故かと言うとそこは彼女の姉の嫁ぎ先であったから。

けれど、決して身内の縁だけで命名したわけではありません。

 

彼が福岡日日新聞文化賞を受賞した際に

授賞式にて門下生と酒樽ごと飲み干した、という逸話が残っています。

味にうるさい彼が美味しくないものをそんなには飲めないですよね。

(そもそも樽ごとって飲めないと思いますが…)

 

日本酒を作る工程はかなりの手間が必要となります。

昔ながらの製法は特に。

そういった手法を守りながら作られたお酒は、北原にとって懐かしい故郷の味そのものだったのでしょう。

 

北原が万感の思いを込めて名付けた「菊美人」は現在でも味わうことができます。

「薩摩屋」から「菊美人酒蔵」と名前を変えて。

今でも北原が愛した味を試すことができます。

 

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