この記事では、中原中也についてのエピソードをご紹介します。
中原中也というとソフト帽をかぶった美少年を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私はゲームの印象から、結構口の悪い酔っぱらい、という印象を受けるのですが…笑
アイキャッチは冬島の中で一番有名な詩から…
無学なものでゲームから調べて、初めてこのフレーズが中原中也のものだと知りました…うーん、無知。
中原中也とソフト帽
中原中也と言えば、黒いソフト帽で真っ黒な目の美少年、という印象の方もいらっしゃるかと思います。
が、その他にもキリリとしたスーツ姿なども結構あるようですね。
詩の印象からいくと物憂げな美少年といった感じですが、16才の頃の中原中也は周りの16才とは一味も二味も違ったようでした。
16才の彼は、当時の流行の最先端であったソフト帽をかぶり、黒マントを羽織って、京都の町で派手に遊びまわっていたのだとか。
可愛らしい顔つきですが、かみつく様な顔をしていたそうです。
その姿はとても目立っていたらしく、3才年上の女優・長谷川泰子のハートを射止めたほど。
ちなみにアイキャッチの詩は一説によれば彼女の事を謡ったもの、とも言われていますが…真実は彼しかわからないことですね。
2年後、中也が18の時に、これまたソフト帽をかぶった姿で、中也は肖像写真を撮影します。
黙っていれば本当に美少年な彼。
その効果は絶大で、現代にいたるまで様々な人の心を打ちぬいているようです。
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中原中也と太宰治と壇一雄
この三人は…仲が良かったんでしょうかね?
一緒にお酒は飲むけれど、中也が太宰をいじめているような錯覚に陥ります。
この小説の中でわかることは
・中原中也が太宰を口撃
「青鯖が空に浮かんだような顔しやがって」
「モモノハナ野郎!」
などなど
・太宰は中原を尊敬していた模様
・太宰に絡みに行こうとした中原を、壇一雄が雪の上に投げ飛ばす
などの愉快なエピソードが満載でした。
それ以外にも、壇一雄から見た太宰を中心とした人間関係が色々書かれていますのでとってもおすすめな小説です。
しかし…青鯖が空に浮かんだような顔ってどんななんでしょう?
中原中也と粗食
中原中也はあまり美食家だったという話は聞きません。
代わりに聞くのはお酒が大好きだった、というもの。
「三つ葉のおひたし」や「ネギのソースかけ」などを好んでいたのだといいます。
主に、酒のアテとして。
中原中也は1907年から1937年という短い生涯だったので…もしかしたらこういうアテとお酒中心の食生活がたたったのかもしれませんね…。
細いネギ(フグについてくるようなやつ)にサラサラのウスターソースをかけたようなもの…なのでしょうか?
冬島はネギがあまり得意ではないのでわかりませんが、アテとしてはおいしい…のですかね?
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